暗影の国のアリス

アリス
「いやあ!!!

廊下にわたしの叫び声が響く

ボク
「ん゛<emj:165> アリス耳痛い…

アリス
「ごめんなさい;

━だって高所恐怖症なんだもんっ

ボク
「さあ、

僕くんはわたしを扉の前におろした

アリス
「え?

ボク
「鍵さして

いわれるがまま
わたしは鍵を差しこみ
軽々と扉をあけた
扉の向こうは
暗い闇

ボク
「気をつけていってらっしゃい。
落とし穴は目の前に

ガシャン∑

暗闇に
扉の閉まる音と
奇妙な僕くんの言葉が
響いた


  アリス
 落とし穴は
 目の前だよ
  きれいに
ハマってくれれば
 いいのにね?
  黒は闇
   白は
 たった一つの
   世界
  さあ、
どうするのかな?


  第5章 終
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