罪線シンドローム
私の想いに水を注す様に、一人の警官が私の元へと寄って来た。


迷惑。


ホントに迷惑。


あなた達は、身勝手な太陽と一緒。

誰も求めていない正義を、私に押し付けて来る。


心配?そんな言葉は、きっと二の次。

恐らく、自分達が困るから、未然に防ごうとしているだけ。


夜の公園程、危険な場所はない。

そんな事は知ってる。


それを承知の上で私はこの場所に佇んでいるの。


だからそれを邪魔しないで欲しい。


私からこの場所を奪わないで欲しい。


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