罪線シンドローム
私にとって、夜はとても短い。


辛い、辛い朝が来て欲しくないと思うから、夜は瞬きの様。


私が癒される時間は、ここに止まってはくれない。


「お願いだから、近付かないで……この身体に触らないで……」


それでも私に朝の陽は触れる。


……どうして……どうして?


どうして望みもしない陽の光は、私を悲しい気持ちにさせるのだろう。


みんながみんな、アナタを待っている訳じゃない。



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