罪線シンドローム
――歩き初めて15分くらい経っただろうか。街灯もない道を進んでいると、橋浦は立ち止まり、
「目的地は、あそこだ。」
と言うと、古びたアパートを指差した。
「あそこ……ですか。」
本当に古びている……と言うより、半分廃墟と化していると言った方が適当だろう。
「あぁ、悪いね。ちょっと汚い所だけど、一応俺の部屋だ。」
正直あそこに入る事すら躊躇うが、踏み入れない事には、話が進まないだろう。
「……気にしていません。」
私は橋浦の部屋に入る事にした。
「目的地は、あそこだ。」
と言うと、古びたアパートを指差した。
「あそこ……ですか。」
本当に古びている……と言うより、半分廃墟と化していると言った方が適当だろう。
「あぁ、悪いね。ちょっと汚い所だけど、一応俺の部屋だ。」
正直あそこに入る事すら躊躇うが、踏み入れない事には、話が進まないだろう。
「……気にしていません。」
私は橋浦の部屋に入る事にした。