男×男!?
「〜〜〜っ///」
決意して重い足を無理やり動かして入場口のほうに歩いていった。
神楽はまだニヤニヤしたまま。
「来てっ」
椅子に座っていた神楽の手首を掴んで歩き始めた。
神楽と一緒に座っていた先輩のあの、ゲッ…や、焦ったような顔の意味が気になった。
神楽はあたしの力に逆らわずポケットに手を入れたまま歩いていた。
「お題何?」
「んっ///」
乱暴に紙を渡した。
すると神楽は少し嬉しそうに、でも意地悪な笑みをしている。
「なっなんだよっ///」
「何でもない…」
じゃぁその笑みを止めろっ///
グランドの中心に行くと何だかすんげぇ視線を感じる;;
「?」
「まぁまぁ」
「さぁ…何を言ってもらおうかな?」
ニヤニヤしながら自分だけ楽しんでいる神楽。
本当嫌味な奴だ。
あたしで遊んで楽しいか!?
マイクを持っている人にお題が書いている紙を渡す。
その人は、お題を読む係りで、さっきまでも読んでいた。
『茶髪の男の子と一緒にグランドの中心に行って抱きつく。(ちなみに大きな声で叫んでね♪)』
「……///」