男×男!?
『1位は青組ぃ~っ!!』
そぅ放送が流れて、青組だった他人の選手は、あたしにハイタッチを求めた。
しらないけっこうテンションの高い茶髪のお兄さんや、
ジャージを来た保護者や
元気のいい中学生。
いろんな人にハイタッチを求められ嬉しくなった。
退場したらそこには女子生徒が多くて、何か配っていた。
「参加賞でーす」
「鉢巻回収しまーす」
「青組と赤組の人はこちらに来てくださいねー」
女の子の言う通りについて行くと、お菓子の詰め合わせをくれた。
「ありがと」
「おめでとうございました」
『引き続き、本校生徒の障害物競走を始めます』
障害物は大きく変えられた。
この種目は1年の種目で、準備は3年生がしていた。
「神楽出るのか?」
額に青い鉢巻をしていたから訊いてみた。
「うん」
「へぇ…珍しいな…」
「そぅ?」
「だってさっきまで走るだけのものだったじゃん…」
「障害物競走っておもしろそうじゃん?」
また、伏せたまま笑っていた神楽。
何だか……今日はいろんな所でおかしい。
「じゃぁね」
「あ、おぉ…」
何だか……今日の神楽はあたしを見ていないみたいだ。
なんだか…変なの…。
『『好きですっ!』でも言ってもらおうかな♪』
変態なのは相変わらずだけど―…;;