男×男!?
「悠恐い」
「何で…。」
そんな睨んでもないし。
嫌ってもいない。
それなのに何で?
「なんだかオーラで殺されそう」
笑いながらいう綾香。
「確かにっ」
それに納得する由羅。
「なんだかときどき眉間に皺寄せてて恐いよ」
「それに――おもしろくない」
またそれかよっ;;
「あの神楽くんとの話聞いてたらニヤニヤしちゃうのよ~」
「それに赤面する悠なんて珍しいしねっ」
「そんな悠見るの楽しいよ」
「あたしはからかわれているみたいで楽しくない」
「そんな事言わないのぉ~」
神楽は授業の1時間目に来た。
それから学校に帰るらしいと聞いた。
もちろん神楽にじゃなく噂で。
きっと先輩が神楽に訊いてそれが広まったんだろう。
神楽が女の人に話し掛けられる姿を想像したら、何だか意外だった。
「神楽くん教室寄ると思ってたんだけどなぁー」
そんな事あってたまるか。
「あたしも」
「やっぱり神楽くんも怒ってるのかな?」
「ごめんね?悠…」
「何であたしに言うんだよ。」
「ってか校門まで先生がいたからじゃない?」
「それか刑事さんに学校まで送ってもらったとか。」
そぅ言うと4人は食べるのをやめてあたしを見た。
そして、あたしを見てニヤニヤ。
ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ―――…