男×男!?




うずうずして、あたしは教室で着替えようとした。


「「「「「「「え"…;;」」」」」」」

「え?」

教室の真中あたりにあるあたしの机。
だからみんながあたしを囲んで見ているのと同じだ。


来ていた薄いカッターを脱いでTシャツを胸あたりまで上げていた。





「「「「「「「「きゃゃぁぁぁあああぁあぁっっっ//////」」」」」」」」






みんなの声に驚いてあげていたTシャツを下に下ろした。


「ごっごめんっ」


慌てて廊下に出た。
でもクラスのみんなは顔を真っ赤にしていた。


「トイレとか別の場所で着替えるわ。換えのTシャツ取らせて」

両手を上げて、「降参」みたいなかっこをして言ったらみんなは教室に入れさせてくれた。


ちょっと急ぎめにTシャツとシューズを取って体育館に1人で行った。





「…………何だか寂しいなぁ…;;」






『本当は女じゃねぇんじゃね??』

『男みたいなかっこしてさぁウケるし』

『何かっこつけてんだよ馬鹿じゃね??』




「…っ…思い出すな………」



こんなの……思い出す必要なんてないんだ。

あんな奴等…思い出すなっ。





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