男×男!?




そんな、由羅の拷問の相手をしていたら十分にご飯を食べる時間がなくなっていた。


いつの間にか午後の授業は終わっていて、今週は掃除当番じゃなかったから即帰ることになった。
でも残りの4人は今日バラバラの用事があってあたしは1人で帰ることに。


1人で校門を通るのはいつもの事。
校門の外からが違うのだ。


校門をと通った。



「今日は速いね」


「…。」


とは行かず。
いつも神楽が座っている学校名の前の場所には誰もいなかった。


しかたない。
なんて絶対に言わない。

1人で帰る通学路はなんだか違和感がある。
いつも隣にいた長身でふわふわした茶髪を持った奴がいない。
あの意地悪な笑顔がない。
あの変態発言が無い。
あの低くて色気のある声がない。

今日の通学路は変だ。



「~~っ久しぶりにバッティングセンター行くかっ!!」



そぅ決まれば即駅に直行。
次の駅で降りてすぐのバッティングセンターに入った。
自動ドアが開くと、この前と同じ中身で、ついつい「変わってない」と声が出た。
あたしの家からチャリで15分のところにもバッティングセンターがあるけど、そこはストレートでも中に入らないときがるからダメだ。
と、中学の時仲のよかった野球好きな女子と話していたのを思い出した。


外はけっこう綺麗なのに、中身は直していないのかボロボロのまま;;


カードを買って(1枚1000円)入った。

カァァァアアン

「~~~っ///」


きっもちぃぃいいっっっ!!!!





< 130 / 470 >

この作品をシェア

pagetop