男×男!?
いったん廊下に出て、対戦コースに入った。
そのコースの廊下にはボタンがあって、外にいる人が球種と速度を押したらその通りに投げるという凄い機能。
カァァアアアンッッ
すご・・。
あんなの打ったら気持ちいいんだろうなぁ…。
「12の9」
「おっもぅちょっと!!」
「ヤバイかもな;;」
「頑張れ部長」
「ちょっ黙れ純平」
近くで見ると、さっきあたしを呼んだ人は、茶髪君より身長が高かった。
この人は、ムキムキって感じの筋肉ではなく何だかキュッと締まった感じの筋肉だった。
筋肉の話するあたしってキモッ;;
と、そんな事を1人で考えていたらいつの間にか茶髪君は打ち終わっていた。
「慶悟お疲れ~。17の11」
「っしゃぁ!!」
こんな無邪気な笑顔も人気なんだろうな…。
「お疲れ明」
「すんげぇ暇だった」
「配球してただろ;;」
「いや、俺は捕りたい。って誰」
「ぇっあ、……」
「「「「知らない」」」」
おいっ知らないのに呼ぶなよ!!
そんで茶髪君は教えるな!!
いい事だけどさぁ;;
「あ、神崎悠です」
「学校は?」
「訳あって言えません…」
「「「「「ふーん」」」」」
何だか完全に無関心って感じで少し寂しいぞ;;
助かるんだけどね;;