男×男!?
「それから4番の高宮がライトオーバーにカーブを打って――」
いつの間にか仲良くなって昨日のプロ野球の話になっていた。
「神崎?」
「…っ神楽!!」
「知り合い?」
「ぇっ、あっあぁは、はい…;;」
ちょっとぉ~~神楽顔すんごい恐いんだけど;;
「じゃぁ俺らこれから自主連しに行くからばいばい」
「あっありがとうございました。こんな時期に…」
「いいって!!教えるのも勉強!!」
そう言って手を振って帰りだした野球部のみなさん。
島崎さん優しい!!
「…。」
こいつにも見習わせたいっ!!!!
「…。」
「…。」
「……誰?あれ」
怖ッ
「………城南高校の……野球部の・・人……。」
「え、野球部?坊主じゃねぇじゃん」
「城南って自由なんだって。長髪はいけないけど…」
「へぇ…」
やっぱり神楽の短髪って想像できないし、こっちの方がかっこいい。
「何だかすんげぇ軽そうな風に見えたけど…;;」
「違う!!フレンドリーなの!!スイングの仕方注意してくれたし!!」
「お前は野球部か」
「違うけど…。」