男×男!?




「それから4番の高宮がライトオーバーにカーブを打って――」

いつの間にか仲良くなって昨日のプロ野球の話になっていた。


「神崎?」

「…っ神楽!!」

「知り合い?」

「ぇっ、あっあぁは、はい…;;」


ちょっとぉ~~神楽顔すんごい恐いんだけど;;


「じゃぁ俺らこれから自主連しに行くからばいばい」

「あっありがとうございました。こんな時期に…」

「いいって!!教えるのも勉強!!」

そう言って手を振って帰りだした野球部のみなさん。
島崎さん優しい!!


「…。」

こいつにも見習わせたいっ!!!!










「…。」

「…。」

「……誰?あれ」

怖ッ

「………城南高校の……野球部の・・人……。」

「え、野球部?坊主じゃねぇじゃん」

「城南って自由なんだって。長髪はいけないけど…」

「へぇ…」

やっぱり神楽の短髪って想像できないし、こっちの方がかっこいい。


「何だかすんげぇ軽そうな風に見えたけど…;;」

「違う!!フレンドリーなの!!スイングの仕方注意してくれたし!!」

「お前は野球部か」

「違うけど…。」




< 137 / 470 >

この作品をシェア

pagetop