男×男!?




「何考えてるかわかるよ」

「黙れ。そんで触れるな触るな近づくな。そんで話かけるな」

「酷いなぁー」


あたしはまだ許してないんだ。
あんな事しやがって…。



由羅のおばぁちゃん家は来るときチラッと見たけどかなりデカイ。

人気の無い道路沿いにあって、窓を開けたら海が見えるって感じだ。
おばぁちゃん家は道路から少し下にあって、道路から家に入ることは出来なくて、少し遠回りだけど家の近くにある道から入るらしい。



「え;;ここ…?」

「うん。ごめんね?こんな道しかなくて;;」


あたし達の目の前にはここだけ明るさのかなり低い木々。
ありえないぐらい暗くて背筋がぞくっとした。



「あ、花火ここ入れとこうっ」

森の前にはポストと大きな倉庫があって、そこに花火を入れることにした。


「あっ貸して。あた―;;俺入れとくから」

「あっありがとうっ」


あっっっぶねぇぇええっっ!!!!

久しぶりに知らない人に会ったからな;;
気を付けないと;;



ゴトンッ


「?」


何かが落ちた音がしたけど暗くて何も見えなかったから気にしなかった。



由羅はポストを確認して新聞を取って森(?)の方に入っていく。

…………マジで行くの…;;





< 143 / 470 >

この作品をシェア

pagetop