男×男!?
「ゆうって優しいのほう?」
「いや、あの悠々のほうの悠」
「俺のクラスに武勇伝のほうのゆうならいるけどなぁ」
「勇気のゆうな;;」
わざわざ武勇伝のほうにする肇はすんげぇ面白い奴なのかも。
スカスカだけどけっこう重い鞄を下ろして床に座った。
フローリングでめちゃくちゃ綺麗。
「悠ー」
「んー?」
廊下から由羅の声がしてドアを開けて座りながらだけど覗き込んだ。
「布団。こっちにあったから持ってくねー」
「あぁいいっ俺が行く」
由羅の言葉に反応してすぐさま立ち上がって部屋から出た。
「ありがと」
「悠大丈夫?」
「大丈夫大丈夫。肇面白いし」
「だよね!!肇はいい奴だけど少し鋭いから気をつけて」
「わかった」
「もちろん竜喜はいい人だけどねぇえ~~っ」
「はいはい」
「何よその反応~」
「ゴメンゴメン」
布団を抱えて部屋から出て、部屋に入った。
「何言ってた?」
「由羅が肇はいい奴だって。そんで竜喜はもっといい奴だって」
「何!!由羅ぁ~~」
と言って出て行った竜喜。
前言撤回。
あいつもおもしれぇ(笑)
ってかあいつらだけ別の部屋でいいじゃん(笑)