男×男!?
「まずは俺から!!」
「頑張れ元バスケ部!!」
へぇ…肇ってバスケ部だったんだ…。
「これ取れなかったら走って自動販売機まで行って女子の分のジュース買ってくるな」
「何だよソレ。自分有利じゃねぇか」
「まぁいいじゃん。」
「よくないよ!!俺身長低いんだから!!」
そぅ言う佐伯。
「頑張れ佐伯…」
竜喜が佐伯の頭をニヤニヤしながら撫でる。
それに怒る佐伯。
見てて面白い。
「まぁ頑張れや」
「悠まで!?」
ニヤニヤするよそりゃ(笑)
「回数は2回ずつな」
「了解」
ジャンプする準備をする肇。
「よっ!!」
高くジャンプして、手を大きく上に上げる。
その姿はダンクをするときみたいで、何だか見とれる。
肇はテープに触れたけど引っ張る事は出来なかった。
「何アレ!?」
「?」
「引っ張っても取れないって!!何かで固定してるもん!!」
「言い訳するなって」
「じゃぁ竜喜やってみろよ」
「遠慮」
「じゃぁ俺やってみようかな…」
次のチャレンジャーはあたし。
足場の確認と、少し屈伸して上を見た。
けっこうな高さあるなぁ…。