男×男!?




「あたし達野菜切るから!!」

「わかった!!」

本当に竜喜はここに慣れてるなぁ;;


「なぁ由羅、トイレどこ?」

「あっそこのドアで廊下に出て、2番目のドアがトイレ」

「わかったありがと!!」



「あ、」

廊下に出たときに思い出した。


「由羅。神楽料理できるから思う存分利用してやって」

「本当!?神楽くん!?」

「切るぐらいなら出来るけど?」

切るぐらいだなんて嘘つき目;;



トイレから出て、キッチンに戻るとそこには神楽しかいなかった。


「みんなは?」

「外の様子見に行ったって」

「へぇ…」


皿には野菜がいっぱい入っていた。


「…………手伝おうか?」

「……じゃぁ皿洗ってここ置いてて」

「…………ぅん…」


皿を洗っている間にも神楽は何も言わずに黙々と野菜を切っている。

「(すげぇ…)」

神楽は毎日料理をしているからか切るタイミングも同じだし早い。



トントントントン――…


リズムのいい音が続いている。







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