男×男!?
「神楽、2人に何もしてないじゃん」
「「うん…」」
「話してあげてよ」
「うん…」
「おぉ…」
「あいつ、すげぇじゃん」
「「うん…」」
俺は上りかけの階段を、1番上まで上がってベランダに繋がる部屋の隅に野菜の山を置いた。
あぁそっか……
何で俺があいつのこと気に入ってるか―――……。
アイツは逃げないんだ。
「どうしたの?神楽くん」
「肉切ってないなぁって思って、」
「違う違う。」
「?」
「嬉しそうじゃん」
「………まぁね」
あいつ、本当にいいな。