男×男!?
「あっ何でもない」
「何だそれ」
苦笑いする神楽は初めて見た感じ。
神楽は立ち上がった。
「?」
「もぅ充分涼んだし…」
確かに今の時間海が近いから涼しい。
今でも潮風はしてなくて、あの森は潮風がしてないこの場所だからあんなに増殖したのかなって思った。
「あ、」
と何かを思い出したようにこっちを振り向いた。
「?」
「夕方、ありがとね」
そぅ言って顔を少しだけ近づけてあたしの頭を撫でた。
その時見せた上目遣いの神楽が、何だか幼く見えてドキッとした。
「なっ///」
あたしが赤面している間に神楽はスタスタと玄関の方に行ってあたしを1人にして家の中に入って行った。
「やっぱり見てたんじゃん…///」
最悪。
もっと悪いのはその事をあたしが忘れてた事。
顔が熱くなって、
ここが風通しがよくて感謝した。
それに波の音がして、心臓もどんどんゆっくりになる。
「……///」
「ふぅ…。」
やっとの思いで家に戻った。
「あーっ面白かった!!」
「あれ?悠なんで外にいたの?」
「あっぃやっなんとなくっ!!」
視線を感じてそっちの方を見ると、そこにはコップに水を入れてニヤニヤしている神楽。
「~~っ///うるさい///」
…見るな///