男×男!?
「神崎 悠くんっていうの」
本名が男女共有できる名前でよかった;;
それと何だかちょっと嫌な感じ;;
「へぇ~…かっこいいなぁ」
「え";;」
「言われない?」
「え"…ぁっ・・いゃぁ…言、言われないなぁ……;;」
何モゴモゴ言ってんだよあたしはっ!!
「へぇ~見る目ねぇなぁ」
「えっ」
「だってこんなに身長高くてかっこいいんだぜ?」
「あぁー神楽に会わせたい」
「神楽?」
「一緒にいたんだけど~」
と言いながら後を向いた。
「あ、やべっ置いて来た;;」
ちょっと待ってて!!とあたし達に言い残してすぐそこになった分かれ道を右に曲がった。
すぐに戻ってきたけど、すんげぇ息切れをした佐伯。
佐伯の後に付いていくみたいに壁から出てきた人を見て、あたしは目を見開いた。