男×男!?




「あ、髪縛ってる…」

「ほんとだ」

むこう(砂浜)で神楽は髪を結んでいる。

「神楽くん髪の毛長いもんね」

神楽の襟足にはちょこんとと小さく結ばれた髪。
何だかそれがかわいく見える(笑)








「「ってかさぁ……」」


「佐伯のところ行けよ」
「岡本のところ行けよ」

少し離れた場所に佐伯と肇と竜喜がいて、あたしと竜喜の言葉が見事にかぶった。


「「……。」」

ニィ…。

「「っっ!!」」

あたしと竜喜が同時ににやけて、それに反応した2人。
あたしはサクラの、竜喜は佐伯の背中を押して2人をぶつけさせた。


「わっご、ごめんっ///」

「ぁっぃやっぜ、全然///」


そんなサクラ達を見てあたしと竜喜は笑ってハイタッチをした。
サクラ達はそんなあたし達に怒った。
でもあたし達のニヤニヤは止まらなくてサクラと佐伯はもっと赤くなる。



「「あぁーおもしれ(笑)」」


「竜喜もやってやろうか??」

「マジで?ありがと(笑)」

そーだった;;こいつらバカップルだった;;
由羅も2人っきりだとこーなのかな;;
まぁ由羅も竜喜もあたしらが邪魔してるんだしね。
由羅が自らドタキャンしてるんだけどさ;;

由羅は自分の彼氏よりも他人の恋バナを聞くほうが大好きで、彼氏くんはずっといい人だなぁって思っていた。
竜喜に会って、本当にいい奴で、竜喜も由羅のことをよくわかってて、だから不安になったり分かれそうになったりしないんだなぁって思った。
学校が違うと長く続かないらしいけど、この2人なら続くなって思った。





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