男×男!?




竜喜はタンクトップで顔にかかった水を拭いながら笑っていた。
肇はもぅ潜ったのか顔中水だらけ。
あたしは日焼けの跡がつくのが昔から嫌だったから上に何も着ずにいた。
神楽は上にワイシャツを着てポケットに手を突っ込んで足元に水が少しかかるぐらいなところで足を動かしながら水で遊んでいる感じだ。

何してんだアイツ…;;



サクラは白のフリルのついた水着。
エリはワンピースの形をした水着。
由羅はなんと黒のビキニ。亮介曰く『黒』はエロイ色らしい;;
で、綾香は綾香に合う明るい色のした水着らしいけど、Tシャツを着ててわからない。下にはデニムを穿いている。



由羅は本当にすげぇ。ってかスタイルめちゃくちゃいいじゃん。
なんて思いながら見ていたら、――…


「何見てるのかなぁああ??悠君。」

いつの間にか背後に回っていた竜喜に、

「何やらしい目で見てるんだぁああ!!」

首に腕を回されてそのままエビ反り。
ってかマジで首絞まる。

ってかその前にあたしが由羅にやらしい目で見るわけなかろうが!!!!
女が女にかよ!!


「見てねぇっ・・ぇ…」

マジで首絞まる;;

「嘘つきは嫌いだぞ」

やっと首は開放してもらったけど喉痛ぇし頭クラクラするし顔熱いし、竜喜の馬鹿野郎が。
馬鹿力め。

「ケホッ…嘘じゃねぇし;;」

「悠大丈夫??」

「無理」

「竜喜やりすぎ;;」

「ごめん悠;;」

「マジでやりすぎ;;…ケホッ…」


砂浜に戻ってペットボトルを取りに戻ろうとした。

「?」

誰かいる…。
あの大きな傘見たいので顔は見えないけど男なのはわかる。
神楽?





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