男×男!?
あたしには“そんなこと”って思うことが神楽には大きなショックで、
神楽にとって“そんなこと”があたしには大きなショックなんだ。
「神楽…いいよ。」
「…」
別に……神楽は変人だって思うけど苦しませたくないし…。
そんなの……神楽っぽくないし…。
あたしの想いが届いたのか神楽は言うのをやめた。
「………今度、…絶対言うから……」
「ぅん…。」
「じゃぁあたしも言うから」
「うん」
優しく笑う神楽。
「まぁ8割わかってるけどね」
って言って意地悪に笑った。
「なっ!!」
何か言い返そうと思ったけど、たぶんそぅなんだなって思った。
何回もあいつ等の事思い出して、泣きそうになったところ見られたし。
ってか………何回か助けられたし……。
「神楽くんっ!!!!」
綾香の呼び声がした。
神楽は?って顔をしてテントから顔を出した。
「ちょっと来て!!男子3人いないんだっ」
「…」
「いいよ、行きなよ」
神楽があたしの方を見たから即言った。
だって本当に大丈夫だし綾香のほうが…心配だし…。
「絶対出ないでよ」
「うん」
神楽が真剣な顔をしたから、何だか嬉しくて笑顔を見せた。
あたしがそぅ言うと、神楽は綾香のほうに行った。