男×男!?
「佐伯くんっ」
サクラが珍しく佐伯に話し掛けた。
何で話し掛けたのか気付くのはすぐ気付いた。
サクラが佐伯の方に行ったからテントにはあたしと神楽だけ。
「ありがと」
「だから言ったじゃん;;」
「……ごめん;;」
さっきより汗かいてる神楽。
「汗、凄いけど…どうしたの?」
「走ってきたの;;」
「………ありがと…」
「………どういたしまして」
「俺、もぅ戻るけど戻る?」
「ん~…もぅ泳げないから帰ろうかなっ」
「肇、俺と神崎帰るな」
「わかった!!」
「あっタオル…」
「いいから顔隠してて」
「ぅん…」
神楽はクーラーボックスからあたしと神楽の分を取り出した。
あたしはすでに空になったペットボトルと自分のを持った。
神楽が由羅に訳を言って鍵をもらってテントに戻ってきた。
「行くよ」
「うん」
なるべく目立たないように隅のほうを歩いていたのに………。
神楽が………
「何してるの?一緒に遊ばない??」
「1人ぃ~~??」
「あたしらと遊ぼうよぉ~~」
女に捕まるから…。
目立つ…。