男×男!?
「あたし野菜洗うね」
「………ぅん」
キャベツやにんじんを洗ったり。
神楽はフライパンを出した。
「あっご飯!!」
「へ?」
「ご飯炊いた?」
「いいよ。白米と野菜炒めだけになるし…」
「そっか…」
神楽と一緒に野菜炒めを食べて、その後暑いから風呂場に水を溜めて足を突っ込んだ。
「涼し~…」
「おりゃ」
「わっちょっ止めてよっ」
溜まった水を足で掛けられて服についた。
「アイス食べたい~~」
「じゃぁ買いに行こうよ。ってか悠ちゃんにはおごってもらわないとね」
「………。」
覚えてたのかこいつ…。
「そりゃ覚えてるよ」
こころ読むのやめてください。
「ごめんね」
……。
「あーつぅーいー」
ジリジリと太陽から浴びる強すぎる紫外線。
「焼けるぅー」
「そりゃ海きたんだから」
「神楽は焼けないよなぁ」
神楽が着ていたタンクトップをぺりんっと捲くっても焼けた跡は見えない。
「っ!!」
バッと神楽から離れた。
「……?」
「…ごめん」
「ぃや、あたしもごめん…」
何だか……親しくなったら親しくなる分だけ、神楽のことがわからなくなる。
そんなんだったら………親しくなりたくないよ。
神楽がわからないよ。