男×男!?




「いじめられてたんだ。今と同じ性格で。」


同級生に3人組がいた。
すんごい生意気で、あたしは1週間に15回くらい喧嘩していた。

最初はあたしがいじめられてるわけじゃなかった。

同じクラスの由美ちゃんって子だった。
もちろんあたしはあいつらが嫌いで、その子を守るために、そいつらに反抗するために、あたしは由美ちゃんを守ろうって。

もともと女子組もその3人が嫌いで、あたしが反発すると女子組もあたし側についた。



そんな生活が1ヶ月ぐらいしたときだった。

あたしのおじぃちゃんが、突然死んでしまったんだ。

大好きだったおじぃちゃん。
すっごい優しくて、優しくて、大好きだったおじぃちゃん。

そんなおじぃちゃんがしんでしまった。
あたしは泣きまくって学校に2日行かなかった。







久しぶりに行った学校は変わっていた。


あいつら3人はあたしがいない間好き勝手していて、由美ちゃんは辛くて辛くて……引きこもった。

女子組は力を失ったように固まってひそひそとしていた。


それを知ったとき、すぐに由美ちゃん家行った。


家に行くと手紙があった。
そこには『ごめんね。ありがとう』と書いてあった。


とぼとぼと歩いて学校に戻ると、学校の校舎からクラスのみんなが飛び出てきた。

「?どうしたの?」

「由美ちゃんがっ!!」

「?」



「由美ちゃんがっ…」

「由美ちゃんが!?」



「死んでた。」


「………え?」


手を引っ張って体育館裏に連れて来られた。
そこにはばったり、ぐったりとした由美ちゃんがいた。

あたしはそこで目を見開いてただずっと由美ちゃんを見ていた。




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