男×男!?
最初に竜喜と肇が来て、その次に佐伯、次に神楽と女子組が来た。
「あ、俺花火持ってくる」
ベランダから神楽の声がした。
あたしはその声が聞えてすぐに部屋を出て廊下に出た。
ガチャ…
男子組の部屋が開いた。
あたし達は自分たちの部屋からベランダに出るから神楽がここから出てくるのはわかっていた。
「悠ちゃん…」
「あたしも行く」
「……ふぅ……わかった。行こ」
「ん♪」
神楽には悪いと思ったけど無理やり行かせてもらう事にした。
「ってか何で浴衣……;;」
「あぁ寝てたからわからないか。俺の知り合いが人数分貸してくれたから。事前に江口さんに言ってたら持ってきてって強く言われたから」
江口ってのは由羅の苗字。
ってかそれもあたし聞かされてないんだけど……;;
でも、神楽の浴衣姿がかっこいいからいいか。
「そーいえば悠ちゃん……」
「ん?」
「俺がキスしたの、もぅ怒ってないよね?」
「ぁ…///」
「いいの?……しても」
神楽と視線が絡んで、なかなか目が逸らせないで、
「悠ちゃん?」
神楽の呼ぶ声にピクンッと反応して、言おうかと口を開いた。
「ぁ…」
♪〜♪〜〜♪〜♪