男×男!?




風呂からあがって髪を乾かしながら歩いていた。


「神楽?」

「………悠ちゃん」

誰もいないからか、いつもなら神崎と呼ぶのに今は悠ちゃんと呼んだ。
いつの間にか、あたしは神楽に「悠ちゃん」と呼ばれるのが好きになっていた。


「外、行くの?」

「うん。悠ちゃん今から大丈夫?」

「うん…?」

あたしと神楽は外に出た。

昨日と同じ。
でも、……何か違った。







「悠ちゃん…」

神楽の顔が、いつに無く真剣で、あたしはドキッとして神楽の真剣さに答えようとした。

「………何?」



「…………俺、…隠してたこと、全部言うよ」

「え…」

「あのね…」

「だっだめっ!!」

「えっ?」

言ったら…神楽どこか行っちゃうんでしょ??
あたしそんなの嫌だよ。


「…………どこか…行くでしょ……?」


あたしがそぅ言うと、神楽は目を見開いてあたしを見た。


「行くよ。」



そぅ言った。
それがショックだった。

「じゃぁヤダ」


「でも……2日だけだよ」


そぅ言って優しく笑ってあたしの頭を撫でた。


「……///」


もしかして、あたしものすごい事言っちゃいました………?




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