男×男!?




「あ、言っても現実味の無い話だから」

「ぇ…?」


「俺は会社名言わないでもわかると思うけど、そこの社長の息子なんだよ」

「それって…KAGURA…?」

「そ」

ここから少し遠くにKAGURAという支店会社がある。
そこは確か6年前に倒産の危機に陥ったけど、最近では海外にも支店もできて、人気上昇中。
もちろん日本でも人気は高くて日本中に支店ばかりある。


「んで、親父はそこの10代目。母さんはファッションデザイナーで掛持ちでモデルだったかな?最近会ってないし…」

え";;
ってか最初っから現実味の無い…;;



「んでその両親から兄貴と俺が産まれて、4つ上の兄貴は、俺が産まれる前から時期後継者って決まってたんだよ」



神楽はそれから淡々と言い始めた。
それはまるで泣かないように感情を隠すように、この話を早く終わらせたいように。







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