男×男!?




「ぁ、こんにちは…」

遠慮勝ちにお辞儀をする神楽。


「さぁ入って入って!!」

母さんが玄関に来て神楽の腕を引っ張った。
神楽は体をよろめかせながらも靴を起用に脱いであたしん家に入った。


「神楽さん!!」

「ぁ、こんにちは…;;」

「こんにちはっ!!!!」

興奮する亮介。



「飲み物何がいいー?」

「ぁっ手伝う」

あたしは母さんと亮介の分のコーヒーを作っていた。

「いいのに…」

「ぃや……;;」

苦笑いをしながら母さんの方をチラッと眼だけを動かして見た。
母さんと亮介は神楽を見てソワソワしている。


「……;;」


キンキンに冷えたコーヒーを乱暴に母さんと亮介の目の前に置いた。

「母さんは飯っ、亮介は…勉強っ!!」

そぅ言ってまたキッチンに行った。

あたしは透明なグラスにカルピス、神楽はお茶を入れた。

母さんは晩ご飯を作っていた続きだったのか、キッチンの端には切られたキャベツがあった。

あたしは両手にグラスを持って階段を上がって部屋に入れた。
後には神楽がついて来ている。


「久しぶりに入ったなぁー」

「いちいちそんな事言うな///」

いきなりコンコンッとノック音がした。

「誰?」

「俺」

亮介か…。

「………何」

するとドアが開いた。

「勉強教えてっ!!」

「………。」


もちろんドアを開けたのは亮介。




< 227 / 470 >

この作品をシェア

pagetop