男×男!?




「悠ちゃん文化祭いつ~?」

突然神楽に訊かれて反応を少し遅れた。

「…夏休み明けたら…」

「あれ?体育祭じゃなかったっけ?」

「体育祭は定期テストが終わってからなんだ」

「へー何だか変な順番だねぇ」

「……………まぁ…」




…………何なんだ…;;
何なんだこの空気。


あたしはベッドの上で壁にもたれていた。
神楽は部屋に入ってすぐ右の場所で壁にもたれかかっている。





「行こっかな」

「え?」

「文化祭」

「なっダメだっ!!来るな!!」

「何で」

「何でってっ!!……何でもっ!!」

「理由になってないよぉー?」

「とにかくダメなんだよ!!」

「何で?悠ちゃんそのままの姿だったら裏方しかできないんだしいいじゃん。」

「でっ…でも………」

「?」


神楽を女子校に連れてったら…女まみれになるじゃないか…。
女に囲まれるじゃないか……。



「っ……ぁ、ぃや……なんでもなぃ…///」


違う違う…。



「とにかく来るな!!家族以外は招待制だから入れないからって変な所から侵入するなよっ!!」


神楽はしそうだし…;;


「はいはい」

そのとき、神楽が少し笑っていたことなんて知らなかった。




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