男×男!?
由羅の拷問の何日か後、夏休みに入って2週間とちょっと。
突然肇からメールがあった。
実は最終日にメアド交換をしていたんだ。
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to.肇
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ちょっと話あんだ。
明日の午後4時に駅ビ
ルのマックに来て。
用事あんだったら時間
変えるから返信して。
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「……話…?」
何だろ。
何も疑わずに駅ビルのマックに行った。
肇はすでにいて、何だか深刻な顔をして座っていた。
「肇」
「悠」
あたしが呼ぶと肇は気付いて隣のイスを引いた。
「待ってな。俺さっき注文しちゃって」
「いいよ別に」
「コーラでよかった?」
「え?あっうん」
あたしの分も頼んでくれてたんだ…。
マックの中は混んでいて、行列が出来ていた。
「6番でお待ちのお客様」
「あっはい!!」
カードを上に掲げて飲み物2つと、箱の入った袋を貰った。
お持ち帰りだったので、ひとまず出てジュースを貰って歩き出した。
「ちょっと歩くけどいい?」
「?いいけど…」
肇が少し気まずそうな顔をする。