男×男!?
少し嬉しそうに小さく微笑んだ。
「あ、俺ん家近いから寄る?飲み物ぐらいなら出せるけど…」
「ん〜〜…」
今は午後5時ごろ。
「……んじゃちょっとお邪魔しよっかな」
「まぁ誰もいないんだけどね;;」
「まぁな;;」
それからずっと話をしていた。
「悠ちゃん説明下手くそだね(笑)」
「いや、だからっ」
「ここ」
「は?」
そこには、綺麗なマンション。
上を見たら少し気分が悪くなった。
とにかく大きい。
「ここぉおお!!??」
「そ。あと近所迷惑になるから静かにね」
そぅ言いながらあたしを置いてきぼりにしてどんどん玄関に行く神楽。
「ちょっ待って!!」
入り口にある番号を入力した。
壁には『KAGURA』の文字。
「……。」
一緒に乗ったエレベーター、神楽は30階あるうちの30を押した。
「最上階?」
「そ。まぁ中身は一緒なんだけどね」
「へぇ…」