男×男!?
「?」
悠ちゃんが突然立ち上がって出て行こうとした。
出て行ってほしくない。
でも呼び止める理由が無い。
「ありがとう!!ご馳走さまっ!!」
玄関のドアが閉まった。
「………はぁ…。いいじゃん…」
「もっといても……」
「いるだけでも………ぃぃじゃん…」
ヴーヴーヴーヴー
「?」
机のほうから音がする。
机の上を見ると、青い携帯。
見つけた!!
勢いよくドアから出た。
すると神崎はびっくりしたようにこっちを見た。
チーン
エレベーターが来た。
「悠ちっ」
人…。
「悠っ!!!!」
「ぇ?」
「携帯!!忘れてる」
「あっ!!」
尻に手をついて確認している。
「ありがとっ!!」
慌て捲くる神崎がおもしろすぎる。
「慌てすぎ(笑)…バイバイ」
そぅ言って部屋に戻った。