男×男!?
「あ、本当に味する……」
「ね?言ったじゃんっ」
神楽のその行動に赤面して、下を向いていた。
でも神楽がかわいいことを言うから笑いながら顔を上げた。
「うん…」
「……///」
でも神楽があたしに微笑んでいて、見てられなくて顔を伏せた。
「………///」
「ん。何だか人減ったね」
「あぁ花火の場所取りしてるんだろ」
「へぇ花火…」
「…………もしかして花火も見た事無い?」
「え?ぁ、あぁまぁ…」
「じゃぁ見ようよ」
「………………ぅん…」
「?」
後ろを見ると神楽は顔を伏せて笑っていた。
そんな神楽、わけわからん。
「花火って生で見た事無いだけで見た事はあるよ?」
「でも生で見ないと!!」
あたしは神楽の手を引いて海のほうに行った。
ここの花火は、陸から見たら海の上で打ち上げているように見えるんだ。
「そんなにいいの?」
「いいよっ!!」
実は今、神楽と手を繋いでいて恥ずかしくて今度は後ろを見なかった。
「悠ちゃん優しいね」
「っ…///」
「みっ耳元で喋るなっ///」
赤面するあたしに神楽はケラケラ笑った。