男×男!?




「わっちょっとかっ神楽っ!!」

神楽はあたしを自分のほうに引っ張った。
勢いが強すぎてあたしは神楽の胸板に頭を軽くぶつけた。


「ゎっ///ご、ごめん…///」

「ん…」


神楽はあたしを見ないで自分の手をあたしの腰に回して離さなかった。


「…………神楽…?」

「ん…?」

「………離…して……?」

神楽は何かを考えるように眉間に皺をよせて少し間を空けてあたしを解放した。



♪〜♪〜〜♪〜♪〜


あたしの携帯が鳴った。
今日で何回目だよ;;



「はい?」

『悠?今花火見てる?』

「見てるよ?あたしは見えないけど」

『綾香達が穴場見つけたから一緒に見ようって』
『違う違う!!サクラ、“もし邪魔じゃなかったら”を付けないと!!』


聞こえてるぞ由羅……///


「行くっ!!」

『じゃぁついでに焼きそばも買ってきてくれないかな?』

「いいよっじゃぁ今から行くね」

『場所はメールで教えるから分からなかったら電話して』

「了解!!」





「って事で神楽、みんなで花火見るって」

すると優しく笑った。
でもいつもとは違う感じがした。
何だか安心してる感じ。




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