男×男!?
「いらっしゃい!!」
教室とは別の棟にあるここの調理室は、1階でお客はすぐに入ってきた。
「来てね~~っ」
あたしはバイトみたいなポジションでチラシを配っていた。
実はこんなのもあったのだ。
あたしは校門の近くで私服を着てチラシを配っていた。
ここは女子校だから、男のあたしがチラシを配っていることがおかしくて、何度も何人もあたしのほうを振り返った。
確かにそうだろ…;;
でもあたしはしている。
教室にいるほうが不審だから。
それに誤魔化しきれないから。
「あれ?悠じゃん」
「肇!!竜喜!!」
「どうしてここで…」
「バイト!!あたし開店前に来てたから少しだけって言われて」
「へぇ…俺らもしようか?」
「えっいいのそれ…;;」
「どうせ由羅午後からだし。午前中は暇なの」
「見に行けばいいじゃん」
「もちろん後で見に行くよ」
「そっか。じゃぁ少し頼むよ」
「「はい!!」」