男×男!?
「俺はそぅ思う。」
「ってか神楽似合いそうだよな」
「え?」
「この服。」
「じゃぁ脱いでもらおうかな…」
「なっ!!なんでだよ!!」
「だってそんな事聞いたら着たくなったんだもん」
「そんな事知るか!!ってかだもんとか言うな!!気持ち悪いっ!!」
「酷いなぁ(笑)」
ってかいつもの神楽だったらこの“変態神楽”も健在だった;;
何もかも完璧にこなす神楽だけじゃなかった;;
「何何!?脱ぐって何!?」
「……はぁ;;」
勢いよ過ぎてドアが壊れそうだ。
しかもバァンッ!!なんて音が狭い個室に響き渡った。
あたしはその音と、突然ドアを開けた由羅に顔をしかめた。
「何々!?」
「……。」
やけにテンションの高い由羅。
本当に困るわ;;
あたしは神楽とそんな仲ではない。
神楽をチラッと見ると知らん振りしていて、その態度に少し来た。
「由羅が期待しているようなもんじゃないよ」
「じゃぁ何よ」
「ただの“神楽の変態発言”」
「酷いなぁ;;」
あたしがそぅ言うと、シンクに寄りかかっていた神楽は苦笑いをして言った。
「だって本当だろ?」
「まぁ違うね」
「じゃぁ何だよ」
「秘密♪」
「キモ…」
あたしと神楽が話をしていて、気付いたら由羅はいなくなっていた。