男×男!?
『竜喜、いるって!!』
ってか竜喜までいるのかよっ!!!!
「早くしないと見つかっちゃうよ?」
「っ///」
神楽はまだ耳元で囁いていて、あたしはずっと体をしかめていた。
「〜〜〜っ///」
神楽の小さな呼吸音も、吐息も耳にかかってくすぐったい。
それに、あたしと神楽の距離の近さを感じた。
「〜〜〜っっ///」
おもいっきり体を竦めて体を回転させて神楽と向き合った。
すると神楽は勝ち誇った顔をしてあたしを見下していた。
――――見下していた?
「………え?」
「女の子一丁上がり♪」
「っっ!!!!!!」
神楽は腕を畳んであたしの足の間に自分の足を入れて、更に近づいてきた。
「体は正直だよね。悠ちゃん嬉しかったの?」
「っ!!違うっ!!」
あたしは神楽の体をどうにかして逃れて個室のドアを開けた。