男×男!?
「あ、いた」
「あ…あたしに何の用事……;;」
「顔赤いよ?風邪?」
「うるさいっ///」
あたしのそんな反応に肇と神楽は声を殺して笑っている。
竜喜はシュン…としている。
「で、なんなんだよ…」
内心焦りながらも平常心を装って竜喜に話し掛けた。
「あれ、神楽いたんだっ…」
「だぁああぁぁぁああっっっ!!!!」
話を聞けぇええっ!!!!
のんびりしている竜喜にイライラして、あたしは歯を食いしばって怒りが爆発しないように頑張っている。
そんなあたしに肇は苦笑いをしてあたしの肩にぽんっと手を置いた。
あたしも苦笑いをした。
「なぁ悠見なかった?」
「え"悠…?」
やばいぞ…。
神楽も肇も見えない汗を出している。
顔はもちろん苦笑い。
でも1番焦っているのは誰でもない。
あたしだ…。
「あれ?知ってるんだ」
きょとんとした顔であたしに訊いてくる竜喜。
綺麗でさらさらで、ラフな格好をしている竜喜が少しだけ押さなく見えた。
「あ"ぁ~~…;;ぅん…。知ってる;;」
「この前会って仲良くなったんだっ!!」
「へぇそーなんだ」
な…なんとか誤魔化せた…;;