男×男!?




「悠っ!!」

朝起きて本当にすぐ。
昨日は夜更かしをしてしまってまだ眠いのに部屋には由羅と竜喜があたしの部屋に入ってきた。
由羅は何回か来たことあるけど竜喜が来たことに驚いた。




「なっ…何……、…」

ゴロンとベッドの上に寝転んでいたのに2人の大きな声に起こされてしまった。
あたしはその2人に対して思いっきり不機嫌な顔を見せた。
でもその2人は怯まずに慌てているままだった。
さすがに呆れて、不機嫌な声で「何…」と言った。




「神楽くんが退学届け出したって!!」


「…………?」


あたしは何を言っているのか分からなかった。

神楽が……何?


「………何?」


「だから神楽くんが学校辞めたの!!」

「……へぇ」

「何その反応!!」

「ん~…別にぃ。」

「悠っ!!」

由羅のその大きな声にびくっとして眠気が覚めた。


「神楽……が?」

「学校辞めるの!!」

「………何で…。」

「知らない!!」




…………はぁ??


何してるんだアイツ…。
意味わかんねぇ…。




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