男×男!?
「は?」
「だから神崎悠!!」
「だってねぇちゃんはそんな男っぽくないよ。すんげぇありえねぇぐらい男っぽいけど完全な男では無いよ」
何かすんげぇ嫌な事言われてる気が―…。
「服貸して!!今のあたしだったらあんたの身長より高いんだから大丈夫でしょ」
「はいはい」
そぅ言って自分の部屋のドアを開けて、
「勝手に着ていいよ」
と言って亮介は下に降りて行った。
タンスを開けたらすごい量の服。
亮介はけっこうセンスいいし、あたしと合ってるからいいんだ。
あたしは亮介の服を着て下に降りた。
降りたら母さんは学校に電話をしていた。
男のあたし…ってかまぁ男なんだけど。
男は無理だろ。
だってあたしの通ってる学校は女子校だから。