男×男!?
「はぁ…」
広い広いリビングに座り込んでため息をついた。
スファーと机が無いだけでそんなに広く思えるんだ。
立ち上がって、ダイニングキッチンの方に向った。
「………あ……」
机の分部に封筒があった。
『神崎 悠 へ』
「……。」
裏には
『神楽 慎』
って書いてあった。
『榛遣』
じゃなくて、
『慎』
って書いてあることが少し嬉しかった。
アイツは『慎』だから。
中には、1文が―…。
『ごめん。』
だけ。
神楽がよく分からない。
よく分からなくて、神楽の携帯の電話番号にかけた。