男×男!?
「ありがと」
「…?」
「お陰で憧れてた神楽と友達になれた」
「…。」
「それは竜喜も一緒。」
って下を見ながらクスッと小さく笑った。
あたしが、感謝されるのは久しぶりで、あたしは泣きそうになった。
でも、そんな姿肇には見られたくないから泣かなかった。
「着いた」
神楽の親父の本社に一番近いバス停に着いて、あたし達は降りた。
あたしはインターネットで調べた地図を見ながら本社に行った。
意外に早く着いた。
神楽の親父の会社は本当にデカイ。
最上階を見上げようとしたら、後に倒れそうになった。
「あははっ何してんだよ」
少し苦笑いをしながらあたしの背中を抑えて支えてくれた。