男×男!?




それは神楽の親父の事もあるからだと思う。



「じゃぁまた明日な。」

「うん」


今日はもぅ夕方だから、家族も心配するからって肇が強制的にあたしを家に帰した。

あたしは別に何時になっても気にしないし、今は男になってるんだから大丈夫だろうって思ってたのに、肇は神楽みたいにあたしを怒った。

あたしはその行動に少し不機嫌になったけど、まぁ帰ることにした。

肇も肇で何かを思ってるのだから。






「明日、9時に来るから」

「わかった今日はありがとう」

「んな事ねぇよ。じゃぁな」

「おぅ…」






あたしは家に帰ってご飯を食べて、風呂に入って、あのときの写真を見た。

夏に、みんなで遊びに行った時の写真。


あたしはあのときの過去を話して、
神楽のあたしに本当のことを教えてくれた。


あたしはあのとき、神楽に本当のことを全部言った。
サクラ達と話せないのが辛いとか、
そんな事を言ったらいつもあたしを慰めて、笑わせてくれたよね。



あたしはあのとき、とにかく神楽と一緒にいた。




帰りのバス、
あたしは神楽によりかかって寝ていて、
その写真もあって、

あたしはその写真を初めて見たとき、赤面して由羅に怒った。


でも、本当は嬉しかったんだ。



何でかは知らない。

でも顔は緩んで、ドキドキしてたんだ。





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