男×男!?
「じゃぁ登る?」
「ぃや、ここじゃダメだ」
「何で…」
「ここだったらすぐに見つかる。」
あたしは辺りを見渡して大丈夫そうな所を捜した。
「あ、」
「何…」
さすがに長時間、しかも男の姿で乗っていたら肇は苦しそうな声を出した。
「ちょっとむこうに木があるんだ…。木登って2階あがろ」
「了解。」
少し歩いた所に木があって、そこを登った。
もちろんバレないように。
自分で塀を登って木に登って窓から侵入した。
中を確認して肇にも入るようにジェスチャーをした。
肇はすんなり入ってきた。
まずは1番近くにあった部屋に入った。
もちろん中は確認して。
コショコショで話をした。
「1番の目的は神楽に会うこと。ってかそれ以外用は無い」
「もちろん」
「携帯はマナー。バイブも無し」
「了解。」
「電話も無しな。バレるし。」
「ん。あと悠気をつけろよ?女なんだし」
「はぁ??元に戻ったって大丈夫だしっ」
「………。まぁがんばろ」
「二手に別れて捜そ。ここ出て左右に」
「んじゃ俺左。」
「んじゃあたし右ね」
「了解。じゃぁね」
「ん。お互い見つからないように」
「あいさー」