男×男!?




「何だよ。ってか今神楽どこいんだよ」

『それは教えない。』

「はぁ!?」

『だって俺来るな派だもん』

「だもんってっ!!」


神楽がだもんって…かわぃぃ(笑)



「あたしは教えないと出て行かないし肇にも教えない。」

『じゃぁ俺は不法侵入者って通報しとく。』

「なっ…」

『じゃぁね』

「あっちょっ」

ブッ



「ぁっアイツ切りやがった…」


あたしは携帯を握り締めて眺めていた。

神楽の実家はなんだか少し人気の無い場所で、物音もしないに近い。

だから物音で捜そうなんて無駄なんだ。


この馬鹿広い家の中に神楽はいる。



あたしと肇と神楽以外は敵――…


か――…。









あたしは神楽に会って、

神楽の言葉で説明してほしい。


さっきの電話、

神楽…、寂しそうだったよ?

あたしは、自分のために会いに行くから、

そのときに話してね…神楽……。




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