男×男!?
ギリギリセーフでタンスの中に入れた俺。
つーか熱い…;;
タンスってこんなに熱ぃの??
すんげぇ湿度高ぇんだけど…;;
「晴仁様は何時に帰られるの?」
「確かもぅ少しだと予定には書いてありましたが―…」
「じゃぁもぅ少しで玄関に集合よね」
「はい。榛遣様はその事は知られているのですか?」
榛遣!?
神楽!!??
ってか……晴仁…?
誰だ?
兄貴??
「榛遣様は、昨日木下が説明されてたけど…」
「そうですか」
「後、国明様が4時から四国支部のほうに出張なさるから明日の午前中の予定は全部キャンセルだって」
「分かりました。」
カチャッ…
出た?
タンスをちょっと開けて確認すると、誰もいなかったから俺も熱い熱いタンスの中から出た。
ってか晴仁??国明??
誰だよ。
俺知らねぇし…。
さっきのメイド??
初めて声聞いたし!!
本当にいんだなぁ!!
何か感動!!
って俺はのん気にテンションが上がっていた。
「あっ部屋のタンスの服取る忘れてたので取ってきます」
「またぁ??いい加減しなさいよ」
「すみませんー;;」
って――……ヤバくね…??
右頬が痙攣したみたいにピクピクと上がって顔が歪んだ。
やべぇよ……;;
見えない汗が滝のように出ていた。