男×男!?
木から降りようと下を見たらけっこう低くてここから飛び降りれそうだった。
「降りるからこっち来ないでね」
「悠くんそこから降りんの?」
「そぅだけど?」
「ふ~ん」
立つだけで少し揺れる木に少し恐くなった。
ぎしっ
ビクッ
決意を決めて飛び降りようとして左足を外した時、
テケテケ―…
「げっ;;」
下に猫が通った。
ブレーキをかけようとして右手で木の枝を掴もうとしたけど手が滑った。
しかも変な事したから体勢がやばくなった。
背中が下で、このまま落ちたら間違いなく怪我をする。
「ゃっ」
ごめん――…。
がしっ
「っ?」
背中と足に痛みが走った。
「って;;」
ゆっくり目を開けると目の前には少し顔をしかめた神楽がいた。
「っ///悪ぃっ///」
自分から降りると少しクラッとした。
「大丈夫っ?」
もぅ涙が零れている女の子があたしの方に駆け込んできた。
「うん、ごめんな?」
「ううんっ」
頭を撫でると心配した顔をした。