男×男!?




「何なんだ!!」

「何でもないよぉ~」

イラッ



「ぁのっありがとうございましたっ」
礼儀良くお辞儀をする女の子。
コイツにも見習わせたい;;

「いいよ」
髪をぐしゃぐしゃにするように撫でるときゃーと言いながら嬉しそうに笑った。



すると、女の子と男の子はどこかに行ってしまった。

「さて悠ちゃん」

「は?」

右手首を握られた。

「い"」

「冷やしに行きましょうねぇ~」

しぶしぶ神楽に連れて来られた公園にあるトイレ。


「……待て;;男子トイレに入るのか??」
そんなの嫌だ;;

「じゃぁ女の方入って通報される?」
それも嫌だ;;

少し悩んでいると神楽はため息をした。
「中見てくるから待ってて」
と言って中に入って行った。

「…。」




しばらくすると神楽は出てきて、
「誰もいなかった」
と普通に言った。

「…。」

「冷やすよ」

「……おぉ」


冷たい水がやけに気持ちよかった。




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