男×男!?




1時間以上もお風呂に入っていて、指なんて皺くちゃ。

髪を適当に乾かして
Gパンを穿いて
首にタオルをかけてドアを開けた。


「わぉ」

「は?」

玄関から声がしてそっちを振り向くと――…




「何でここにいんのよ馬神楽!!」

「おぉ上手いねぇ悠ちゃん」

「だから何で――…」

「いやぁ。まぁいいじゃん?って事でおじゃましまーす」

「こらぁああっ!!何勝手に入ってんじゃボケぇええ!!」


「こらっ」

「って;;」

後にはいつの間にか母さん。
「ちょっ何;;」

「何お客さんにそんな口の聞き方してんのよ、この馬鹿娘」

「いえいえ。いいんですよ」

誰だこの目の前にいるペテン師は!?

「あやそぅ?ごめんねぇ」

母さんも騙されるなよ;;


「後でお菓子持ってくわねぇ〜」

「あ、お気遣い無く」

…………誰だコイツ。


「行くんなら行くぞ」

「はいはい」





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