男×男!?
信号が赤になってあたしの顔はニヤリ。
「顔ヤバイ。」
「なっ!!」
あたしが神楽の頭を殴ろうかと手を上げると、
神楽はそのあたしの腕をパシッと取った。
「っ!!」
「信号青になったから」
って冷ややかな目をする。
掴んでいた腕を離すと
神楽はあたしの頭の上に掌を乗せる。
そして優しく撫でる。
濡れて少し冷たいけど、
何だか瞼が重くなって重くなって
いつの間にか寝ていた。
起きた時にはいつの間にか神楽の部屋にいて
あたしはベットの上で寝ていた。
神楽をさがすと、
部屋にはほとんど物が無いから捜しやすかった。
神楽はソファーにいた。
神楽はソファーに足を零しながらも静かに寝ている。
手にはあたしには理解できない資料集。
床にも何枚か紙が落ちている。